ワクチチェックについて

ワクチンを打ったり、感染症にかかると、体内に抗体というものができます。

抗体とは、ウィルスや細菌などの異物にある抗原(目印のようなもの)に結合して、その異物を体の中から除去するためのものです。その病気にかかったり、ワクチンを接種することにより、その病原体に対する抗体が体の中に増えて、いわゆる、免疫がついた、という状態になります。

 

当院では、犬用ワクチチェックというキットを導入いたしました。ワクチチェックは、コアワクチンに分類される3種類のウィルス(パルボ、ジステンパー、アデノ)に対する抗体がそれぞれ血液中に十分あるかチェックする検査です。

 

コアワクチンとは、ワクチンに入っている病気の中でも、特にすべてのワンちゃんが予防すべきとされる致死的な症状を引き起こす病気に対するワクチンです。

 

ワクチンに副作用が出たことのあるワンちゃん、なんらかの事情であまりワクチンを打ちたくないワンちゃんは、ご検討ください。

ワクチチェックって実際何するの?

では、ワクチチェックとは実際どんな検査でしょうか。

 

まず、採血が必要となります。イメージとしては、ワンちゃんがいるご家庭ではおなじみのフィラリア検査と似ています。

 

ワクチチェックはキットになっているため、院内で検査ができます。

採血したワンちゃんの血液をたらし、決められた時間ごとに反応をさせていくキットになっています。

 

検査に時間がかかりますので、結果は翌日以降にお伝えします。

 

ご検討の方は、こちらをご覧ください。