現在、当院で扱っている猫のワクチンには、3種混合、4種混合、猫エイズワクチンがあります。
一般的な室内飼いの猫ちゃんであれば、3種混合ワクチンをお勧めしています。
同居猫に猫エイズや猫白血病ウィルス陽性の子がいる場合、また、外に出る猫ちゃんの場合は、4種ワクチンや猫エイズワクチンの接種を考えると良いでしょう。
3種混合 | 4種混合 | 猫エイズ単独 | |
猫ウィルス性鼻気管炎 | ○ | ○ |
ー |
猫カリシウィルス感染症 |
○ | ○ | ー |
猫汎白血球減少症 | ○ | ○ | ー |
猫白血病 | ー | ○ | ー |
猫エイズ | ー | ー | ○ |
体調の良い時に接種しましょう。
現在予約制となっておりますので、事前にインターネットかお電話でご予約の上、ご来院ください。
診察券は忘れずにお持ちください。
どの薬でもそうですが、副作用(副反応)の出る可能性があります。接種後にしっかり様子を見てあげられる日に接種しましょう。副反応が出た場合にはすぐに対処が必要となるため、診察終了間際のご来院もお勧めできません。午前の早い時間のご予約をおすすめします。
また、以前に副作用が出たことのある場合は、必ずご相談ください。
重篤な副反応として、アナフィラキシーショックがあります。この場合、すぐに対処をしないと危険ですので、注意が必要です。接種後30分以内に出る場合がほとんどで、急にグッタリしたり、呼吸困難などの症状があります。
そのほかの副反応として、顔が腫れる、皮膚が赤くなる・痒くなる、元気・食欲がない、下痢・嘔吐などの症状が出る場合があります。こちらは半日以上経過して症状が出る場合もありますので、接種後2−3日は注意して様子を見てあげてください。
ワクチン接種後に、何か気になることがありましたら、ご連絡ください。